自分では気づきにくい睡眠時無呼吸症候群
自分では気づきにくい睡眠時無呼吸症候群
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しっかり睡眠を取っているつもりなのに、疲れが取れない、日中眠気に襲われる、そんな症状に悩んだことはありませんか?もしかするとそれは、睡眠時無呼吸症候群という病気にかかっている可能性があるかもしれません。睡眠は、脳や体を休めるために必要な大切なものですが、その睡眠時に異変が起こる睡眠時無呼吸症候群とは、どんなものなのでしょうか?
無意識で呼吸が止まっている状態
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間の呼吸が無意識・無自覚で何秒か止まることを繰り返す病気です。起床時に意識をして呼吸を止めると、次の呼吸を始めた瞬間に鼓動が早くなるのを感じますよね?睡眠時無呼吸症候群は、それと同じことが眠っている間に何度も起こるもので、体内の酸素不足を補うために心臓が活発に動き、休息しているはずの睡眠時に覚醒状態が続くので、いくら眠っても疲れが取れない、というような症状が出るのです。また、呼吸が停止すると血圧も上がるため、高血圧の症状に悩まされている方も少なくありません。慢性的な睡眠不足でもありますので、日中の眠気や集中力の低下などの症状が出ることもあり、日常生活に影響を及ぼす恐れもある病気なのです。
女性でも痩せた体形でもかかる病気
なお、症状には個人差があり、前述した症状の他にも起床時の口の渇きや、頭痛、日中の倦怠感などがあります。眠っている時の症状としては、呼吸の停止や乱れ、むせて咳き込んだり、寝汗をかいたりというような症状が現れます。特に多いのは「いびき」で、いびきが止まると同時に呼吸も止まり、再び大きないびきをかくと共に呼吸を始める、この動作を繰り返すという特徴があります。そして原因ですが、睡眠時無呼吸症候群の患者の約9割が、呼吸をする時に空気が通る上気道が、舌の付け根やのどちんこ、首の周りの脂肪などによって塞がれて無呼吸になるというものです。ですので、肥満傾向にある方や首周りの脂肪が多い方、また、骨格が小さいことも原因になりますので、顎が小さい方などもかかりやすい病気と言えます。比較的女性よりも男性がかかりやすい病気で、男性では働き盛りの30代~60代頃、若い時と比べて体重の増加や脂肪の付き具合が気になってきたら要注意です。女性の場合は閉経後で、ホルモンのバランスの変化が原因とされており、若い時はかかなかったいびきをかくようになった、などの症状が現れたら気を付けましょう。
気になる症状があれば病院で相談を!
また、睡眠時無呼吸症候群は眠っている時に現れるので、自分では気付けないものです。パートナーの方がいれば、気になったら自分が眠っている時の様子をチェックしてもらうこともできますが、自分で確認することは困難です。ですが、眠気や疲労感などの起床時の症状から睡眠時無呼吸症候群を疑うことは可能ですので、気になる方はセルフチェックをすることをお勧めします。なお、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病、脳卒中などの疾患を招く恐れもありますので、いつものことだからと自己判断をせず、医師に相談をすることも視野に入れましょう。また、睡眠時無呼吸症候群は普段のセルフケアも大切で、太り過ぎないように注意をしたり、アルコールは筋肉を緩める作用があるので深酒をしないなどのセルフコントロールも重要です。抱き枕を利用して横向きで寝て上気道を塞ぐのを防いだり、口呼吸の方は意識をして鼻呼吸をすることも良いでしょう。治療法は、場合によっては外科的手術を行う必要がありますが、ほとんどの場合はマウスピースや、機械で気道に空気を送るCPAPという治療法もあり、中程度以上の睡眠時無呼吸症候群であれば、健康保険も適用されます。睡眠は人間が生きていく上でも需要な行為ですので、慢性的な疲労や寝不足にお悩みの方は、一度病院で受診をしてみてはいかがでしょうか。
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