女性の腰痛は生理が関係している?その原因と対処方法を紹介します!
女性の腰痛は生理が関係している?その原因と対処方法を紹介します!
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生理前や生理中に腰が痛くなったり、重くなったりする女性は多いです。この記事では、生理と腰痛にはどのような相関関係があるのかを詳しく紹介していきます。対処方法にも触れていますので、ぜひ悩んでいる女性は参考にしてみてください。
リラキシンが原因の1つ!
女性の生理と腰痛には相関関係があります。生理前や生理中に腰痛を伴うときはリラキシンによって靭帯が緩んでいることが原因の1つとして考えられます。リラキシンというのはペプチドホルモンの1種のことであり、妊娠中や生理前になると分泌される物質です。赤ちゃんが楽にお母さんの体の中から出ることができるように骨盤の恥骨結合を緩める働きを持っています。しかしながら、それと同時にリラキシンは体中の靭帯も緩めてしまいますので、腰周りの関節の稼動範囲が非常に広くなってしまいます。それゆえに関節を支えている筋肉には大きなストレスと負担を与えることになってしまい、その反動によって腰痛を引き起こしやすくなるというわけです。
プロスタグランジンと黄体ホルモンも関係しています!
排卵後から生理前にかけて分泌されるプロスタグランジンという物質も腰痛を引き起こす原因の1つです。プロスタグランジンは本来子宮の収縮を促す物質のことであり、分泌量が多くなればなるほど、腰痛が起こりやすくなります。なぜならプロスタグランジンの分泌によって必要以上に子宮やその周囲の器官を収縮させてしまうことがあるからです。そうして腰痛が引き起こされるのですが、ときには月経前症候群をもたらすこともあります。
月経前症候群とは生理の少し前から生じる体と心に起こる不調のことです。たとえば、頭痛や腹痛といった身体的なものもあれば、イライラや不安感のつのりなどの精神的な症状が挙げられます。ちなみに、生理前の腰痛の原因のほとんどはこのプロスタグランジンの影響だといわれています。また、黄体ホルモンの影響も腰痛と関係しています。黄体ホルモンというのは、女性ホルモンの1種であり、受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を厚くさせる働きを持っています。しかしながら、そのホルモンが過剰分泌されてしまうと骨盤内の血液が滞りやすくなって腰痛をもたらしてしまうことがあります。
生理による腰痛の対処方法!
生理中や生理前に腰痛になったときに、その症状がだるいと感じられるものであったり、腰が少し重いといったようなものであれば、体を温めることで症状が緩和されます。生理痛と生理による腰痛のメカニズムは同じなので、生理痛の対処がほぼそのまま腰痛の対処につながります。生理痛を軽減するときには冷えの解消が有効なので、温かいお風呂にしっかりと浸かることや、体温が温まるような食べ物を食べることをおすすめします。普段よりも温かい服装にして冷えから体を守ることも良いでしょう。ヨガやストレッチのように血行を良くする運動も適宜取り入れることもいいでしょう。
また、睡眠不足も生理痛の悪化の要因なので、腰痛を感じるときにはしっかりと睡眠をとって日々の疲れを取りましょう。どうしても我慢できないときには鎮痛剤を服用することもおすすめです。しかしながら、月経前症候群などによる腰痛の場合には、より根本的な対処方法が求められます。低用量ピルなどの薬物治療が必要です。ただし、月経前症候群は生理が始まるようになると症状が軽くなってきますので、我慢できる人は生理が来るのを待っておくと自然に改善されます。生理は女性がずっと付き合っていかなければいけないものですので、きちんとした対処方法を知っておく必要があります。
まとめ
女性には生理による腰痛というものがあります。リラキシン、プロスタグランジン、黄体ホルモンなどの分泌によって生理前もしくは生理中に腰痛を伴うことがあるのです。このようなときには生理痛と同じ対処をすれば症状が改善されます。冷えの解消や睡眠をきちんととることなどです。どうしても痛みに我慢できないときには鎮痛剤を服用しましょう。
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